できる人・できない人の特徴
感情コントロールができる人・できない人の特徴を知り、参考にしましょう。

できる人

感情コントロールができる人はネガティブな感情を引きずりません。仕事でミスをした時でも、なぜ失敗したのかを冷静に分析して次に活かします。ネガティブな感情に支配されるよりも、気持ちを切り替えて次に向かうことの方が大切なのを理解しています。マイナスな事象をプラスに変換できる能力のある人こそ、感情コントロールが得意です。
また、冷静な判断力を備えている人も感情コントロールが得意です。周囲を観察しながら自分がすべきことは何かを導き出せます。常に客観的な視点を持っているので、感情的に行動することがありません。「今、怒りを感じている」と自分の感情をフラットに判断できるからこそ、余計なことをせずに済みます。
人間関係の構築が得意な人も、自分の感情に振り回されることがありません。人間関係が良好な人は、常にポジティブな表現でコミュニケーションを取ります。ネガティブな感情を表に出すことはありません。その結果、自然と周囲から慕われて信頼されます。
変化を楽しめる人も、感情コントロールが得意な傾向にあります。自分の価値観にこだわらないので、柔軟に対応できます。変化を楽しめるからこそ、想定外の事態に直面しても焦ることなく、「どうすれば上手くいくか」を考えられます。従来のやり方や既成概念に縛られず積極的に物事に関わることで、成果も出やすくなります。
できない人

感情コントロールができない人は、すぐに自分の感情が表に出てしまいます。感情が高ぶった際に我慢できず、その結果の行動がトラブルを生みます。例えば、同僚のミスで業務全体の進行が遅れたとします。そのミスに対して怒りをぶつけ、職場の雰囲気を悪くしてしまうような人です。自分がミスをして、それに対して必要以上に感情を表すケースもあるでしょう。その結果、周囲は過剰に気を遣うことになり、業務はさらに滞るようになります。協力し合って仕事をするような職場の場合、なおさら状況はマイナスの方向に進んでいきます。
また、感情が高ぶると倫理性が失われる人も感情コントロールができません。その時の感情のままに判断を下すので、悪い結果につながります。部下がミスをした時に、理不尽に何度も叱るような人は感情コントロースができていないといえます。本来なら、失敗した原因を分析して何らかの対策を講じなければならない場面です。些細なことに過剰反応し、YES/NOの二極化した思考を持つ人は感情コントロールが苦手です。