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感情コントロールで特に難しいのが怒りの感情

怒りを感じた時はどうすればいい?

仕事中、誰かに怒りを感じた時に、その相手に対してどう伝えればいいのかを紹介します。

怒りを感じた時はどうすればいい?

まずは冷静になる

まずは冷静になる

仕事をしていて、他者に怒りを感じることもあるかと思います。しかし、その感情をそのままぶつけてはいけません。怒りの感情を持つことと、攻撃的な表現をすることは別物です。怒りは自然な感情なので、それを否定する必要はありません。大切なのは、「今、自分は怒りを感じている」という自覚を持つことです。それが分かれば、怒りに任せた行動を起こすこともないでしょう。
頭に血が上った状態では適切な対応ができなくなるので、クールダウンする方法を知っておく必要があります。「自分の気持ちを聞いてくれる知人と会って話す」「ストレスを発散できる場所を作る」「運動する」「大声で歌う」「感情をノートに書き記す」など、負のエネルギーを安全な場所に放出する術を持っておきましょう。また、小さな怒りに対してはその場で対処することをおすすめします。小さなストレスを溜め込んだままにしておくと、いずれ爆発します。そうならないよう、相手に伝える際は簡潔な言葉で、責めないようにしながら話すといいでしょう。「あなたのせいで怒っている」などと、自分が怒っていることを相手のせいにするような伝え方はいけません。あくまで、怒りの感情は自分自身のものです。怒りの感情の裏側にある、「心配」「期待」などの要素を組み合わせて伝えることで、相手も聞く耳を持ってくれるようになるでしょう。
怒りは特にコントロールが難しい感情です。自分が表現するだけでなく、相手から受け取るのも大変です。誰かに怒られることが好きな人はいないでしょう。しかし、適切に表現できるようになれば、人間関係を悪化させることなく問題解決の方向へスムーズに進めるようになります。

表現の仕方

表現の仕方

怒りの感情を表現する際は、自分が何に対して怒っているのかを理解しなければなりません。「自分の発言が遮られる」「資料の提出が期日から2週間遅れている」など、具体的な理由があるはずです。自分が怒りを感じる理由となっている相手の言動について、客観的かつ簡潔に述べていきましょう。その上で、「だから私はこうしてほしい」と要望を伝えます。怒りを表現するだけでなく、問題解決にむけた提案を含めましょう。
また、「あの時こうしていればよかったのに」と過去について言及するのはいけません。過去はあくまで過去です。次からどうすべきかを建設的に話し合いましょう。ネガティブな感情を抱くのは人間として当然のことです。大切なのは、それをどのようにして相手に伝えるかです。信頼関係を築くためにも、前向きな表現を心がけてください。